日本建築・日本の街を考えていきます。(岩井慎悟)


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古民家を活用しよう!『4・注意点』

古民家を再利用する目的として、やはり住まいは住まいとして利用するのがベストだとは思いますが、どうしても別の用途として再利用するケースもでてくると思います。
また、現在建っているその地で補修・改築し再利用する他、移築などをし再利用するケースなどさまざまです。
まず、そんな用途、目的を明確にした上での、事前の調査は非常に重要です。
全体移築などの場合、それに耐える部材か?仕事の程度はどうか?単に古材の部分的な利用なのか?また補修や改築の場合でも、どこを補強するのか?どこをなおすのか?など十分に現況を把握した上で検討することが大切になってきます。
古民家の木組は「総持ち」の構造で構成されているため、部分的な利用や一部をカットして用いる場合には、構造的なバランスや補強の再検討は必須です。
価値ある建物、価値ある部材を譲り受けるために、最低限必要な費用というのも発生してくるケースがあります。再利用を前提とした解体費・調査費、また移築の場合などは部材保管費・運搬費など新築工事にはない経費が必要となったりします。
また譲り受ける人とそれ以前の住まい手、また地域住民の方、解体を担当する地場の職人さんと補修工事や移築工事をする職人さんなどとのしっかりとした連携・つながりがばければ、工事も完成後の管理もうまくいかないため、そういった人との関わりは新築以上に大切であることは、理解しておかなければいけないと思います。
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by 100nenya | 2005-06-18 08:11 | 日本の家を考える