日本建築・日本の街を考えていきます。(岩井慎悟)


by 100nenya
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

木材の性質1・『針葉樹と広葉樹』

日本家屋のほとんどは木造で造られています。
その日本家屋に使用されている木材の性質を知ることによって、日本の家の性質が見えてくるかもしれないので、少し書きたいと思います。
c0061400_15304589.jpg

まず一般的によく知られている針葉樹と広葉樹。
これは葉の形で分類されていますが、木材としての性質はというと、針葉樹は広葉樹より軽く加工しやすいというのが大きい特徴です。
針葉樹はスギやヒノキなどに代表されるように樹形が真っ直ぐ曲がりの少ない樹種が多く、そういった点でも真っ直ぐ長い材木が必要な建築で考えれば使いやすいのが分かると思います。
また針葉樹は柔木(ヤワラギ)と呼ばれているように、広葉樹と比べて組織が柔らかくその面でも加工のしやすさが分かると思います。

それでは広葉樹は建築木材としてどのように使われているのか?
広葉樹は針葉樹と対照的に堅木(カタギ)と呼ばれ、その名の通り硬質で比重も大きく重たい特徴です。
この特徴から、強く腐りにくく、ケヤキなどの大黒柱として使用したりします。
また、木目がさまざまで面白く、塗装を施すことで更にその木目がより引き立ち、床板や家具、造作材として多用されています。
ただ前述したように、加工性といった面では針葉樹に劣りますので、今では少し高価な材木という印象がありますね。

木材の特徴は、針葉樹・広葉樹といった大きな分類だけでなく、それぞれの材種・また同じ材種でも産地・材齢等で一本一本違っています。
どの木をどこに使うか?
家造りにおいて、とっても大切なことです。
特に和室のような木を見せるデザインになっている日本建築の手法の中では重要ですね。
[PR]
by 100nenya | 2005-04-06 15:31 | 木材の性質